MESSAGE

転機は、鍵山秀三郎氏との出逢い。
そして、社会に認められる商売をしているからこそ
今のホットマンがあるのです。

株式会社ホットマン

代表取締役 伊藤信幸

23歳で起業。昭和50年、25歳のときには株式会社ホットマンを設立し、カー用品を販売するビジネスをはじめました。
社名には「あったかい人、熱い人、挑戦する人、優しい人」が集う会社にしたいという想いが込められています。

株式会社イエローハット(当時は株式会社ローヤル)の創業者、鍵山秀三郎氏とは創業当時からビジネス上のお付き合いがあったのですが、相手を喜ばせることに人生をかけるという鍵山氏の考え方に共感し、昭和59年からイエローハットのFC事業に転換しました。
それまで9店舗を運営して売上30億円でしたが、それを整理して5店舗、売上15億円から再スタート。
その後、TSUTAYA、アップガレージ、カーセブン、ザ・ダイソー、ニコニコレンタカー、スペースクリエイト自遊空間、セガワールドなど、それぞれを運営する「業界のトップ企業」とも提携し、現在は115店舗を運営。従業員1200人、総売上210億円を超える企業に成長しました。
イエローハットの全国チェーン展開は、全国で約700店舗。
ホットマンは、その中の87店舗を経営し、イエローハット全国関連企業の中でも、最大の経営基盤を誇っています。

私がホットマンを創業した当時のカー用品ショップは、一般的に暴走族と言われる人たちが主な顧客。
音が大きく響くマフラーや派手なタイヤなどを販売していました。道路交通法違反の迷惑行為をあおっているとして、警察に摘発されたこともあります(笑)。
その失敗から学んだことは、「世の中に認められる商売をしないと先がないということ。社会から認められるビジネスをしよう」という考えは、現在のすべてのビジネスに活かされています。

これまで私は経営者として2つの大きな願いを持って経営してきました。
1つは「社員の皆さんにしあわせになっていただきたい」という願い。
もう1つは「会社を大きく発展させたい」という願いです。
実は、この2つはつながっています。
経営理念は「他人(ひと)のしあわせが自分のしあわせ」。
これは、お客さまを喜ばせることで自分もうれしくなる、家族や仲間を大事にすることで自分も大事にしてもらえる、ということです。
そしてお客さまに喜んでいただければ会社も発展します。
そうすると社員や家族がさらにしあわせになるのです。

当社では、社員に2つの給料を支給しています。A給料は通帳に振り込まれる給料、B給料は自己成長ができるという目に見えない給料です。
当社には、社内外のさまざま研修に参加したり、人事異動を通して多彩な経験をしたりすることで人間的に成長できる仕組みが整っています。
自己成長することもしあわせの1つですが、それによってお客さまがしあわせになり、周囲の人が幸せになり、会社がますます発展し、それがまた自分のしあわせにつながる。
そんな循環を回し続けることが経営者としての私の使命だと思っています。